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=しょうじゃごうえべん／正邪強会弁=
四巻。<ruby>[[法洲]]<rt>ほうじゅう</rt></ruby>著。文化一三年（一八一六）撰。自著『[[正邪不可会弁]]』に対する[[一向宗]][[信者]]中野玄蔵の答書『朝霞弁』を、[[邪義]]を正義に強いて混融[[会釈]]する書と断じ、厳しく論難した書。『朝霞弁』の一節ごとに反論を加え、中野の述べる[[一向宗]]義を退けた。『[[正邪不可会弁]]』とともに、[[浄土宗]]と[[真宗]]の[[宗義]]論争を知る上での好資料である。本書は同一四年、『[[正邪不可会弁]]』一巻と新たに撰述された『不可会弁幷強会弁或問』一巻を加えて刊行された。
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【所収】益谷末吉編『還源叢書』一（還源会、一八九四）、『大日比三師講説集』下
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【資料】『法洲和尚行業記』
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【参照項目】➡[[正邪不可会弁]]、[[法洲]]
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【執筆者：宮入良光】