果分述伝集並裏書のソースを表示

=かぶんじゅつでんしゅうならびにうらがき／果分述伝集並裏書=
一巻。良山[[妙観]]述。[[名越派]][[伝書]]の一つ。[[名越派]]における[[付法]]伝持の[[次第]]を記したもの。果分の事、学匠伝持の事、[[道場]][[荘厳]]の事、[[本尊]][[次第]]の事、重書[[次第]]の事、免許状の事の六項目に分けて説かれている。本書は、[[如来寺]]一〇世<ruby>良懿<rt>りょうい</rt></ruby>[[和南]]のときに紛失し、[[良定]][[袋中]]が<ruby>反故<rt>ほご</rt></ruby>の中から見出して寄進したという。[[名越派]]の[[血脈]]の中心の一つである[[如来寺]]の[[血脈]]研究にとって重要な書物。また初期[[名越派]]の[[付法]]伝持の形式を知る上でも貴重な資料である。
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【所収】続浄一〇
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【参考】玉山成元「浄土宗名越派の確立について」（『藤原弘道先生古稀記念史学仏教学論集』乾、一九七三）
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【執筆者：𠮷水成正】