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板彫仏

提供: 新纂浄土宗大辞典

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いたぼりぶつ/板彫仏

薄板に彫り出された仏像の総称。大別して二種が存在する。一つは絵画を浮き彫りで表現したと言うべきもので興福寺の板彫十二神将像(国宝、平安後期)などが著名である。いま一つは押印するために用いる印仏いんぶつである。作善のため実際に紙に押印するものと、檀木などの硬い木を用いて緻密に彫り出し、空中・水面などに彫刻面を押捺おうなつするしぐさを行う印仏作法という修法しゅほうに用いるものがある。


【執筆者:近藤謙】