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松応寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

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しょうおうじ/松応寺

愛知県岡崎市松本町。能見山瑞雲院。三河教区№八八。永禄三年(一五六〇)徳川家康開基開山は隣誉底鈍。天文一八年(一五四九)、岡崎城主松平広忠が没し、遺骸を能見ヶ原の月光庵に葬った。永禄三年、家康は父広忠の菩提のために、この地に一宇を建立、松応寺と名づけ、大樹寺底鈍を招いて開山とした。さらに慶長七年(一六〇二)一〇〇石の朱印地を賜り、同一〇年総伽藍を造立した。寛永一一年(一六三四)学誉代に常紫衣地となった。昭和二〇年(一九四五)大戦の空襲により諸堂は焼失したが、同二七年現本堂が再建された。


【資料】『蓮門精舎旧詞』一六


【執筆者:水谷浩志】