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「朱印地」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:26時点における最新版

しゅいんち/朱印地

江戸時代、将軍の朱印状・判物はんもつによって年貢や課役を免除された寺社領地。将軍の代替わりごとに前将軍の朱印状を示し、所領の確認をうけた。朱印地には年貢の収納や軽微な行政・裁判を行う知行権が与えられた。浄土宗では、知恩院増上寺をはじめとして多くの寺院朱印地を所有していた。


【資料】『増上寺文書』(『増上寺史料集』一、一九八三)、『知恩院文書』『金戒光明寺文書』(共に水野恭一郎・中井真孝編『京都浄土宗寺院文書』同朋舎出版、一九八〇)


【執筆者:𠮷水成正】