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書院

提供: 新纂浄土宗大辞典

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しょいん/書院

室町時代の禅宗寺院における住持の居間兼書斎。また室町時代後半からは書院つけしょいんの意でも用いられた。付書院は古くは出文机だしふづくえと呼ばれ、読み書きのための机であったが、のちに押板おしいたや棚とともに座敷飾りの一つとなった。桃山時代以降は、武家住宅・寺院の殿舎・座敷の名称としても広く用いられた。浄土宗寺院では、大本山善導寺の大書院・小書院(共に寛延四年〔一七五一〕、国重要文化財)がその一例。


【執筆者:金行信輔】