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「普済偈」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:32時点における最新版

ふさいげ/普済偈

神仏の加護を願い、厄災を除かんことを願うときに用いる回向文。「神力演大光じんりきえんだいこう 普照無際土ふしょうむさいど 消除三垢しょうじょさんくみょう 広済衆厄難こうさいしゅやくなん」。『無量寿経』(聖典一・四〇/浄全一・一一)の四誓偈の一節。仏の不可思議な力は大いなる光を放って、限りなき世界をあまねく照らす。この光は貪瞋痴の煩悩を消し去り、広くさまざまな厄難を救うの意。『諸回向宝鑑』四(二七ウ)、『浄土苾蒭びっしゅ宝庫』下(八〇オ)では「諸神回向文」と偈題される。『法要集』(大正一三年版)では「済厄偈」(博士付き)として鎮守法楽に用いた。昭和八年(一九三三)の『浄土宗法要儀式大観』では「神祇念誦文」とし、『法要集』(昭和一四年版)に至り「普済偈」となった。『法要集』(明治四三年版)には伽陀かだの一つとして載る。『法要集』では特に指示はないが、祈願回向文に用いたり(『浄土宗慶事法要祈願』斎々坊、二〇〇〇)、法楽偈の代用偈文として唱えることがある。


【参照項目】➡伽陀


【執筆者:巖谷勝正】