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=まっこう／抹香=
香木など香の原料を細かく刻んだものや、粉末状にした香を総称していう。十種[[供具]]の一つ。[[沈香]]・白檀あるいは丁字などの原木を細かく刻んだものをはじめ、<ruby>樒<rt>しきみ</rt></ruby>の葉や樹皮を乾燥し粉末状にしたもの、またそれに数種の香料を混合したものなどがある。仏前などで<ruby>[[塗香]]<rt>ずこう</rt></ruby>や[[焼香]]に多用される。主に身体に塗って使うパウダー状のものを[[塗香]]、焚くものを[[焼香]]・薫香という。焚くものには、[[抹香]]のほかには<ruby>丸香<rt>がんこう</rt></ruby>、[[線香]]、<ruby>練<rt>ねり</rt></ruby>香などがある。丸香は[[護摩]]を修する際に用い、練香は室内で焚く。『[[法華経]]』[[分別]][[功徳]]品には、「華香末香を散じ」（[http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT2018/V09.0046a.html 正蔵九・四六上]）とあり、古来インドにおいては[[抹香]]を室内で焚くのではなく[[仏像]]や塚に散布したという。
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【参照項目】➡[[香]]<span style="border: 1px solid;color: white;background-color: black;font-weight: bold;">二</span>
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【執筆者：福西賢雄】