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戒壇石

提供: 新纂浄土宗大辞典

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かいだんせき/戒壇石

禅寺や律寺などの門前に建てる石碑。寺院全体を戒壇とみなすことからこの名が起こった。「不許葷酒山門葷酒山門くんしゅさんもんるをゆるさず)」などと刻まれる。「葷」はニンニク・ニラ・ネギなどの臭気や辛味の強い野菜を指し、それらや酒類を山内に持ち込むことを禁じた文句である。サンガの境界は界を結んで定められるが、石などをその目印として置いていたことから結界石ともいわれる。


【執筆者:三宅徹誠】