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=えごん／慧厳=
—万延元年（一八六〇）一二月一〇日（翌文久元年一月一八日とも）。甲[[蓮社]]冠誉得阿。<ruby>字<rt>あざな</rt></ruby>は不染。[[増上寺]]六六世。生国・姓氏は不詳。[[増上寺]][[学頭]]、滝山[[大善寺]]三七世、<ruby>[[瓜連]]<rt>うりづら</rt></ruby>[[常福寺]]六四世、鎌倉[[光明寺]]九二世を経て、嘉永四年（一八五一）[[増上寺]]六六世。<ruby>養鸕<rt>うがい</rt></ruby>徹定に命じ京都[[法然院]]の高麗版[[大蔵経]]の<ruby>謄写<rt>とうしゃ</rt></ruby>、南都古[[写経]]の調査を行う。徳川家慶の逝去に際しては葬送の[[導師]]を勤める。安政三年（一八五六）の台風で破損した諸堂社・<ruby>[[御霊屋]]<rt>おたまや</rt></ruby>の復興に尽力した。
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【資料】『浄源脈譜』（浄全一九）
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【参考】『大本山増上寺史・本文編』（大本山増上寺、一九九九）
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【執筆者：中野真理子】