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念仏停止

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ねんぶつちょうじ/念仏停止

顕密諸大寺の大衆の訴えにより、朝廷や幕府からの宣旨法令によって念仏が禁止されたこと。または念仏禁制。元久元年(一二〇四)延暦寺大衆による座主真性に対しての念仏停止の訴え、翌年奏された「興福寺奏状」などにより、建永二年(一二〇七)に専修念仏停止が宣下された。また、法然滅後にも、承久元年(一二一九)、貞応元年(一二二二)には院宣によって、文暦元年(一二三四)、嘉禎元年(一二三五)には、幕府より念仏停止が宣下されている。


【参照項目】➡元久の法難建永の法難嘉禄の法難


【執筆者:東海林良昌】