応法妙服自然在身のソースを表示

=おうぼうみょうぶくじねんざいしん／応法妙服自然在身=
<ruby>[[経帷子]]<rt>きょうかたびら</rt></ruby>や[[浄衣]]に記す文。『[[無量寿経]]』第三十八願の「応法妙服　[[自然]]在身」（聖典一・二三〇／[http://jodoshuzensho.jp/jozensearch_post/search/detail.php?lineno=J01_0010 浄全一・一〇]）に拠った文で、[[往生人]]にはすべて法にかなった妙なる[[法衣]]が[[自然]]に具わるとの意。『[[諸回向宝鑑]]』三・「[[経帷子]]の本説」には、「<ruby>身比<rt>みごろ</rt></ruby>に書くべき文」（四オ）としている。[[経帷子]]は[[次第]]に[[礼拝]]衣や[[往生衣]]として転用され、[[浄衣]]（<ruby>笈摺<rt>おいずる</rt></ruby>）と称されるようになった。[[結縁五重]]のとき、この文を[[浄衣]]の[[六字名号]]の左右に割書きし、[[三宝印]]の朱印を捺すことがある。[[浄衣]]の書式には種々あり、[[結縁五重]]の[[浄衣]]を[[結縁授戒]]に用いる場合は、「応法妙服」等の内傍らに『[[梵網経]]（[[菩薩戒経]]）』の「位同大覚已真是諸[[仏子]]」（[http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT2018/V24.1004a.html 正蔵二四・一〇〇四上]）の文を加筆する書式法もある。
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【参考】五来重『葬と供養』（東方出版、一九九二）、清水秀浩「浄土宗法式雑考（八）—経帷子の心得—」（『教化研究』四、一九九三）
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【参照項目】➡[[経帷子]]、[[浄衣]]
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【執筆者：清水秀浩】