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志磐

提供: 新纂浄土宗大辞典

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しばん/志磐

三世紀頃、生没年不明。南宋時代の天台宗の僧。仏教通史である『仏祖統紀』の著者。宝祐六年(一二五八)から一一年間を四明(浙江省寧波市)の東銭湖のほとりの月波山慈悲普済寺に居住し『仏祖統紀』を著述、その後、病のため移った福泉山の延寿王広福寺で完成させ、咸淳七年(一二七一)に刊行した。その後いつまで生存したかは不明。『仏祖統紀』五〇に収録する「宗門尊祖議」において知礼の教系、すなわち天台宗山家派の正統性を主唱する。志磐仏教史書の著述に専念したが、また布教活動も行い水陸会の普及のための規則書「新儀」六巻を著して水陸会を修した。


【参考】佐藤成順「『仏祖統紀』撰述の場所」(佐藤良純教授古稀記念論文集『インド文化と仏教思想の基調と展開』山喜房仏書林、二〇〇三)


【参照項目】➡仏祖統紀


【執筆者:佐藤成順】