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忌事

提供: 新纂浄土宗大辞典

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いむこと/忌事

五戒十戒などの戒のこと。戒を受けること。『日本書紀』崇峻天皇即位前記の「出家之途、以戒為本」「願向百済、学受戒法」中の「戒」を、古訓では「いむこと」と読み、戒律のことをいう。平安時代になると、戒を受けることを「忌むこと」という。「いむ」には、けがれを避けて身を清め慎む、身を清浄に保つの意味があることより「忌」の語をあてたもので、『源氏物語』夕顔や『蜻蛉日記』上にその文例がある。


【執筆者:今堀太逸】