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後拾遺往生伝

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ごしゅういおうじょうでん/後拾遺往生伝

三巻。三善為康撰。保延三年(一一三七)以後、為康卒去の同五年までに成立した。『拾遺往生伝』の続編として、往生人七三名を収載する。『拾遺往生伝』に比し雑纂的で、為康の同時代人が多数を占める。ただし各巻冒頭に、上巻は鑑真、中巻は良源、下巻は清和天皇を配するなど、前時代の貴顕・高僧に配慮して編纂されている。


【所収】続浄一七、仏全一〇七、『続群書類従』八上、『日本思想大系』七(岩波書店、一九七四)


【参照項目】➡往生伝拾遺往生伝


【執筆者:吉原浩人】