引接寺のソースを表示

=いんじょうじ／引接寺=
山口県下関市中之町。関亀山[[来迎院]]。山口[[教区]]№一三五。[[開山]]は西[[蓮社]]忠誉営輪一得。永禄元年（一五五八）当地を<ruby>[[巡錫]]<rt>じゅんしゃく</rt></ruby>中の一得が[[来迎]]の[[弥陀]]・[[引接]]の[[弥陀]]・[[発遣]]の[[釈迦]]の[[三尊]]の[[仏画]]を得、これを安置するために亀山八幡宮の麓の善福寺を改めて建立した。[[寺号]]と[[院号]]はこれによる。慶長二年（一五九七）小早川秀秋の寄進を受け、[[三世]]来誉の時に現在地に移った。三一世隠誉は<ruby>万里<rt>までの</rt></ruby><ruby>小路<rt>こうじ</rt></ruby>家の猶子となり、華頂宮から[[院家]]の称を賜っている。明治二七年（一八九四）日清戦争の際には下関<ruby>兵站<rt>へいたん</rt></ruby>部となり、翌二八年四月の講話談判の時には清国全権李鴻章の宿舎となった。[[開山]]を永禄三年、秀秋の寄進を慶長三年とする異説もある。
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【資料】『蓮門精舎旧詞』三三（続浄一九）
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【執筆者：齊藤舜健】