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提供: 新纂浄土宗大辞典

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ど/度

「わたる」「到る」の意味から、Ⓢpāramitā(波羅蜜、到彼岸)の訳語ともなる。また調伏教化)の概念とも結びついて、諺に「縁なき衆生は度し難し」といわれるごとく、仏典では「救済」の意味でも使用される。その場合はⓈ√tṛīに対応する。同義語に過度、済度、救度がある。「過度」は『無量寿経』の現存最古の漢訳『阿弥陀三耶三仏薩楼仏檀過度人道経』の経題にも出る。そこから「得度」「度牒」の用例のごとく出家に関して用いられる場合もある。


【参照項目】➡得度度牒


【執筆者:中御門敬教】