操作

工夫

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:22時点におけるSeishimaru (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

くふう/工夫

功夫、公夫ともいう。①手間。工巧士夫(職人)が細工をする手間のこと。②修行に励むこと。特に坐禅専念すること。③思考・思慮。思慮を凝らすこと。禅家で多く用い、『碧巌録』には「許多の工夫を費やして什麼となす」(正蔵四八・一八三中)とある。黙々と精励し、常に修養を心がける①の様子から、②③の意味が派生した。


【執筆者:大屋正順】