専信本願兼信因果のソースを表示

=せんしんほんがんけんしんいんが／専信本願兼信因果=
[[良忠]]の『[[東宗要]]』四の[[深心]]について述べた中に、「<ruby>抑<rt>そもそ</rt></ruby>も世人を見るに、各々偏見に堕して、仏意に<ruby>協<rt>かな</rt></ruby>い難し。悲しい哉、[[因果]]を信ずる者は[[他力]]の信弱く、[[本願]]を信ずる者は[[因果]]の<ruby>理<rt>ことわり</rt></ruby>緩し。<ruby>庶幾<rt>こいねが</rt></ruby>わくは、専ら[[本願]]を信じ、兼ねて[[因果]]を信ずべし。即ち仏意に協い、[[往生]]を遂ぐ可き者なり」（[http://jodoshuzensho.jp/jozensearch_post/search/detail.php?lineno=J11_0088 浄全一一・八八上]）とあり、[[本願]][[他力]]を信じ[[念仏]]するだけで[[往生]]の望みは叶うため、造罪であっても[[往生]]の障りにはならないという見解に対して、[[因果]]を信じ止悪[[懺悔]]の心を発すべきであると誡めたものである。
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【執筆者：兼岩和広】