安養知足相対抄のソースを表示

=あんにょうちそくそうたいしょう／安養知足相対抄=
一巻。[[珍海]]著。久安二年（一一四六）撰。平安末期に盛んであった[[弥陀]][[信仰]]と[[弥勒信仰]]の優劣について、[[珍海]]の見解を示した書。[[源信]]『[[往生要集]]』の影響を強く受けているが、[[懐感]]『[[群疑論]]』、<ruby>[[迦才]]<rt>かざい</rt></ruby>『[[浄土論]]』に説く内容を整理し、[[弥陀]]・[[弥勒信仰]]に一二の優劣を説く。結論として、いずれの[[信仰]]によっても他方を非難したり諍論すべきではないとしている。
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【所収】正蔵八四
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【執筆者：坂上雅翁】