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「大野法音」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:21時点における最新版

おおのほうおん/大野法音

安政三年(一八五六)一〇月六日—昭和六年(一九三一)一二月七日。宣蓮社暢誉広阿。清浄華院七一世。尾張国に生まれる。伊勢国大得寺にて西山白道のもと出家得度。名を法音と改める。増上寺知恩院にて学び、明治二九年(一八九六)三重松阪樹敬じゅきょう寺に転住。後、大火により堂宇が灰燼となるが困苦を乗り越え再建し、同三四年中興号を贈られる。大正八年(一九一九)、清浄華院七一世の法灯を継ぐ。弟子は九三名、五重・授戒の勧誡は実に四六〇回を数える。高僧と仰がれ、入滅後、『暢誉大僧正記念文集』『宣暢法音』が上梓された。


【参考】大橋俊雄『浄土宗人名事典』(斎々坊、二〇〇一)


【執筆者:上田千年】