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=だいにっぽんごくほっけきょうげんき／大日本国法華経験記=
三巻。『本朝法華験記』『法華験記』などとも称される。著者は鎮源。長久年間（一〇四〇—一〇四四）の成立。新羅の[[義寂]]『[[法華経]]集験記』を範として、日本の『[[法華経]]』奉持[[供養]]の[[功徳]]を説いた[[霊験]]譚を集成したもの。[[聖徳太子]]以下一二九話からなり、[[極楽]][[往生]]譚も多数収載する。著者の鎮源は[[比叡山]]<ruby>首楞厳院<rt>しゅりょうごんいん</rt></ruby>の僧で、『[[往生要集]]』の作者[[源信]]を取り巻く人物の一人とみられる。
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【所収】『続群書類従』八上、『日本思想大系』七（岩波書店、一九七四）
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【参考】千本英史『験記文学の研究』（勉誠出版、一九九九）、永藤靖編『法華験記の世界』（三弥井書店、二〇〇五）
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【執筆者：吉原浩人】