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四十九日

提供: 新纂浄土宗大辞典

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しじゅうくにち/四十九日

人の死後、第四九日目のこと。また七七日、七七斎、尽七日、満中陰ともいい、その期間を中有、中陰という。中有の思想はインド伝来のものであるが、七七日の供養を行うようになったのは中国伝来以降のようである。玄奘訳『大毘婆沙論』に、死後七七日間を中陰とする説が出ており、古来これによる。懐感の『群疑論』二(浄全六・二七~八)に極楽往生にも中有があるか否かという問題を論じている。


【参考】金子寛哉『「釈浄土群疑論」の研究』(大正大学出版会、二〇〇六)


【参照項目】➡中陰四十九日餅


【執筆者:金子寛哉】