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=そうりんしゅう／叢林集=
九巻。<ruby>恵空<rt>えくう</rt></ruby>（一六四四—一七二一）撰。元禄一一年（一六九八）跋。序には「古きを尋ね宗を学ぶの助たらしめんとなり」（[[真宗全書]]六三・一）とあるように、前半の六巻を「義集」とし、おおむね[[真宗]]の「教」「行」「信」「証」の四法に準じて法門上理解すべきことを述べ、後半の三巻を「事集」とし、[[真宗]]の[[儀礼]]や故実を記録して実務上心得るべきことを述べたもの。恵空は[[大谷]]派初代[[講師]]であり、当時、[[二尊院]]所蔵『[[漢語灯録]]』（古本）を書写して[[後世]]に伝えた。
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【所収】真宗全書六三、『続真宗大系』一〇
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【参考】深川宣暢「真宗における伝道教材の研究—『叢林集』と『考信録』—」（『真宗学』一〇二、二〇〇〇）
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【執筆者：米澤実江子】