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「占察善悪業報経」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:28時点における最新版

せんざつぜんあくごうほうきょう/占察善悪業報経

二巻。『占察経』『地蔵菩薩業報経』『大乗実義経』とも言い、『漸刹経』と表記されることもある。注釈書には明代の智旭の『占察善悪業報経玄義』一巻などがある。説主は地蔵菩薩であり、上巻では、木輪の相を用いて宿世の善悪業および現世の苦楽吉凶を占って度脱を求める法を明らかにしている。下巻では大乗の実義を説き、大乗に向かおうとする者はまず一実境界を知るべきだとし、これを学習するための方法として唯心観と真如実観の学習を提示している。また、これら二つの観道を修することができない者には、浄土往生の法を修すべきことを勧めている。この経典は中国成立経典とされ、上巻は『大方広地蔵十輪経』に基づき、下巻は『起信論』の教義から編纂されたものである。


【所収】正蔵一七


【参照項目】➡地蔵菩薩本願経大乗大集地蔵十輪経


【執筆者:宮田恒順】