南無仏のソースを表示

=なむぶつ／南無仏=
仏に[[帰依]]するの意。[[南無]]について[[善導]]は『[[観経疏]]』玄義分に「[[南無]]と言うは、すなわちこれ[[帰命]]、またこれ[[発願]][[回向]]の義」（聖典二・一八二／[http://jodoshuzensho.jp/jozensearch_post/search/detail.php?lineno=J02_0010 浄全二・一〇上]）という。仏に[[帰命]]する[[功徳]]としては『増一[[阿含]]経』（[http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT2018/V02.0804c.html 正蔵二・八〇四下]）に[[提婆達多]]が堕[[地獄]]の間際に[[南無仏]]と言いかけた[[果報]]で遠い未来に「[[南無]]」という名の<ruby>[[辟支仏]]<rt>びゃくしぶつ</rt></ruby>になる話があり、『[[法華経]]』[[方便]]品には「一たび[[南無仏]]と称すれば皆<ruby>已<rt>すで</rt></ruby>に[[仏道]]を成ず」（[http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT2018/V09.0009a.html 正蔵九・九上]）と説かれる。また[[智顗]]『[[法華文句]]』（[http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT2018/V34.0057b.html 正蔵三四・五七中]）に詳説される。
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【執筆者：小澤憲雄】