北条念仏踊のソースを表示

=ほうじょうねんぶつおどり／北条念仏踊=
香川県坂出市で行われる[[念仏踊り]]。「[[雨乞い念仏]]踊」ともいう。現在は、日照りが続く年の八月二五日に不定期で行われている。起源は菅原道真が国司の時代、大<ruby>旱魃<rt>かんばつ</rt></ruby>があり、道真が城山上で七日七夜雨乞いをしたところ三日三晩雨が降り、喜んだ農民が踊ったことから始まったと言われている。踊りは、一二人の武士に扮した人が抜刀して円陣をくむ中を、<ruby>囃子<rt>はやし</rt></ruby>言葉に合わせて四人が踊る。内容は、はじめに地元の[[氏神]]の[[境内]]で踊り、その後西庄の白峰神社で笠揃いをし、最後に滝宮天満宮（綾歌郡綾川町）の祭日である旧暦の七月二五日に滝宮へ行く。昭和三一年（一九五六）に県の無形民俗文化財に指定された。管理団体は[[北条念仏踊]]保存会。
----
【参考】佛教大学民間念仏研究会編『民間念仏信仰の研究　資料編』（隆文館、一九六六）
----
【参照項目】➡[[滝宮の念仏踊]]
----
【執筆者：齋藤知明】