円光東漸大師香衣遺像のソースを表示

=えんこうとうぜんだいしこうえゆいぞう／円光東漸大師香衣遺像=
[[関東十八檀林]]の一、[[小金]][[東漸寺]]に安置される[[法然上人像]]。[[法然]]入寂後の嘉禄三年（一二二七）に起こった、いわゆる「[[嘉禄の法難]]」により、[[法然]]の遺骸は安置場所の変更を余儀なくされた。この[[御影]]は、遷された地の一つ、<ruby>[[粟生野]]<rt>あおの</rt></ruby>で[[二位禅尼]]（[[北条政子]]）より贈られた[[香衣]]を遺骸に着した姿を彫刻したもので、名称は、霊元天皇（一六五四—一七三二）によって付されたという。かつては京都市[[長楽寺]]に所在しており、[[増上寺]]四〇世<ruby>衍誉<rt>えんよ</rt></ruby>[[利天]]の代に[[増上寺]]へ仮安置、享保二〇年（一七三五）に[[長楽寺]]観阿より[[東漸寺]]へ移座されたことが同寺所蔵『大師[[香衣]]尊像安置当山之時寄附書』に見える。
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【資料】『小金東漸寺志』（浄全二〇）【図版】巻末付録
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【参照項目】➡[[法然上人御影]]
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【執筆者：藤田直信】