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「僧物」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:28時点における最新版

そうもつ/僧物

出家者の教団比丘びくサンガ・比丘尼びくにサンガ)に属するすべての物資。ⓈⓅsāṃghika。僧祇物そうぎもつ僧伽そうぎゃもつとも訳される。比丘・比丘尼のサンガは、すべてのサンガを含みうる理念上の四方僧伽しほうそうぎゃと、現実的な機能を考慮して一定の範囲を設定し、その中に位置付けられる現前僧伽げんぜんそうぎゃの二種に分類される。四方僧伽は、特定の比丘比丘尼だけが所属する場ではなく、すべての出家者にとって等しく活用される場として位置付けされている。したがって、サンガが所有する物資のうち、土地・家屋・家財・寝具等といったものは、すべての構成員にとっての共有物とされ、四方僧物と呼ばれる。これらは四方僧伽に属する物資であるため、特定の比丘・比丘尼が分配したり処分したりすることはできない。一方、サンガが所有する物資のうち、衣・下着・鉢・軽器具・日常生活に使う小物類などは、現前僧物と呼ばれ、現前僧伽に属する比丘・比丘尼によって分配され活用される。


【参照項目】➡僧伽


【執筆者:山極伸之】