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=くぐにょいがん／供具如意願=
『[[無量寿経]]』に説く、[[阿弥陀仏]]の[[四十八願]]中第二十四願の願名。[[道光]]『[[無量寿経鈔]]』による。[[義寂]]は「所求[[供養]]具[[如意]]願」（『[[無量寿経]]述義記』中、[[恵谷隆戒]]『[[浄土教の新研究]]』四二二）、[[智光]]は「諸須[[供具]]随順[[意楽]]願」（『[[無量寿経論釈]]』三、同四七六）、[[良源]]は「所求[[供具]]皆順[[意楽]]願」（『[[九品]][[往生]]義』[http://jodoshuzensho.jp/jozensearch_post/search/detail.php?lineno=J15_0019 浄全一五・一九上]）と呼ぶ。[[成仏]]したなら、その[[国土]]の[[菩薩]]たちが諸仏のもとで[[功徳]]を積もうとして、[[供養]]の品を意のままに現出できるようにしたい、という願。『[[無量寿経]]』下の「…諸仏[[世尊]]を恭敬し[[供養]]す。心の所念に随って、華香・妓楽・<ruby>繒盍<rt>ぞうこう</rt></ruby>・<ruby>幢旛<rt>どうほん</rt></ruby>、無数[[無量]]の[[供養]]の具、[[自然]]に[[化生]]して、念に応じてすなわち至る」（聖典一・二五六／[http://jodoshuzensho.jp/jozensearch_post/search/detail.php?lineno=J01_0022 浄全一・二二]）はこの願を承けたもの。『[[大阿弥陀経]]』の第十[[三願]]、『[[平等覚経]]』の第二十二願、梵本、チベット訳のそれぞれ第二十[[三願]]、『[[無量寿如来会]]』の第二十四願、『[[無量寿]][[荘厳]]経』の第十九願が対応する。
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【資料】『無量寿経鈔』四、『無量寿経随聞講録』上之三
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【参考】香川孝雄『無量寿経の諸本対照研究』（永田文昌堂、一九八四）
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【参照項目】➡[[四十八願]]
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【執筆者：齊藤舜健】