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伝通院

提供: 新纂浄土宗大辞典

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でんずういん/伝通院

東京都文京区小石川無量山寿経寺。東京教区№一四七。関東十八檀林の一。徳川家康の生母である水野氏の菩提寺。応永二二年(一四一五)聖聡の要請で下総(茨城県)から移った聖冏開山と伝えられる。もと寿経寺といった。その後中絶していたが、慶長七年(一六〇二)、伏見城で他界した家康の生母於大は知恩院での葬儀後、遺骸は江戸に送られ、寿経寺に葬られた。この後於大の法名にちなんで伝通院と改められた。同一三年家康の命令で拡張され、伽藍や諸寮が整備された。住持には増上寺存応弟子廓山が任命され中興開山となった。最初から檀林で、増上寺知恩院に転進する住持が多かった。元和元年(一六一五)常紫衣綸旨りんじを賜り、明治二年(一八六九)に勅願所となった。同四一年、昭和二〇年(一九四五)火災で焼失したが復興。墓地には伝通院於大、天樹院千姫をはじめ名士の墓がある。


【資料】『小石川伝通院志』(浄全一九)


【参考】宇高良哲『関東浄土宗檀林古文書選』(東洋文化出版、一九八二)【図版】巻末付録


【参照項目】➡関東十八檀林


【執筆者:宇高良哲】