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邦諫

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ほうかん/邦諫

—延徳三年(一四九一)二月二九日。億空妙諫暁堂空融。後に実名を妙諫から邦諫へ改める。西山派西谷義の僧。播磨国二井野に生まれ、一宮常念寺開山召運に師事。文明一〇年(一四七八)応仁の乱で焼失した仏陀寺を土御門西洞院に再興した。宮中で『阿弥陀経』『往生礼讃』『往生要集』等を講じ、その巧みな弁舌で後土御門天皇以下、貴族階級の信仰を集めた。後花園院一三回忌(一四八二)にも『観念法門』や当麻曼陀羅談義している。


【参考】田辺隆邦「室町時代の仏陀寺」(『西山学報』二〇、一九六九)


【執筆者:稲田廣演】