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「調伏」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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=じょうぶく/調伏=
 
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抑制、制御、抑え込むこと。服従させること。「[[浄土三部経]]」においては『[[無量寿経]]』下にその用例を見出すことができる。[[無量寿仏]]の[[国土]]に[[往生]]した[[菩薩]]について「柔軟に[[調伏]]して、忿恨の心なし」(聖典一・二五七/[http://jodoshuzensho.jp/jozensearch_post/search/detail.php?lineno=J01_0022 浄全一・二二])とあるのは、自身の心を抑制する意。また同じく「なおし象王のごとし。善く[[調伏]]するが故に」(同二五九/同二三)、「[[如法]]に諸もろの[[衆生]]を[[調伏]]する」(同二六〇/同二三)とあるのは、他者を制御し、服従させ、さらには導くといった意が含まれる。
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抑制、制御、抑え込むこと。服従させること。「[[浄土三部経]]」においては『[[無量寿経]]』下にその用例を見出すことができる。[[無量寿仏]]の[[国土]]に[[往生]]した[[菩薩]]について「柔軟に[[調伏]]して、忿恨の心なし」(聖典一・二五七/[http://jodoshuzensho.jp/jozensearch_post/search/detail.php?lineno=J01_0022 浄全一・二二])とあるのは、自身の心を抑制する意。また同じく「なおし象王のごとし。善く[[調伏]]するが故に」(同二五九/[http://jodoshuzensho.jp/jozensearch_post/search/detail.php?lineno=J01_0023 同二三])、「[[如法]]に諸もろの[[衆生]]を[[調伏]]する」(同二六〇/[http://jodoshuzensho.jp/jozensearch_post/search/detail.php?lineno=J01_0023 同二三])とあるのは、他者を制御し、服従させ、さらには導くといった意が含まれる。
 
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【参考】浄土宗総合研究所編『現代語訳 浄土三部経』(浄土宗、二〇一一)
 
【参考】浄土宗総合研究所編『現代語訳 浄土三部経』(浄土宗、二〇一一)
 
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【執筆者:袖山榮輝】
 
【執筆者:袖山榮輝】

2018年9月17日 (月) 10:08時点における最新版

じょうぶく/調伏

抑制、制御、抑え込むこと。服従させること。「浄土三部経」においては『無量寿経』下にその用例を見出すことができる。無量寿仏国土往生した菩薩について「柔軟に調伏して、忿恨の心なし」(聖典一・二五七/浄全一・二二)とあるのは、自身の心を抑制する意。また同じく「なおし象王のごとし。善く調伏するが故に」(同二五九/同二三)、「如法に諸もろの衆生調伏する」(同二六〇/同二三)とあるのは、他者を制御し、服従させ、さらには導くといった意が含まれる。


【参考】浄土宗総合研究所編『現代語訳 浄土三部経』(浄土宗、二〇一一)


【執筆者:袖山榮輝】