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「化縁」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:23時点における最新版

けえん/化縁

教化因縁。仏・菩薩衆生を教え導く因縁のこと。『無量寿経釈』には「釈迦無勝浄土を捨て、此の穢土に出でたまう事、本浄土の教を説きて衆生勧進して浄土に生ぜしめんが為なり」(昭法全六七)とあり、釈尊が此土において衆生教化する所以を説示している。衆生機縁。仏・菩薩教化に堪えうる衆生機根が、説法を受ける縁になることをいう。街坊化主がいぼうけしゅの異名。街を歩き寄進を募る禅宗の僧のこと。また化主・街坊ともいう。


【執筆者:神宮良弘】