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「黎庶」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:35時点における最新版

らいしょ/黎庶

多くの民。「れいしょ」ともいう。『無量寿経』上に「不請の法をもって、諸もろの黎庶に施す」(聖典一・二一七/浄全一・三)とあり、吉蔵は『無量寿経義疏』でこれを釈して「黎の言は民なり、庶の言は衆なり」(浄全五・六三下正蔵三七・一二〇上)とする。これに従えば黎庶は民衆の意味となる。またⓈsattvaの訳語としても用いられ、衆生有情)と同じ意味ともなる。


【執筆者:石田一裕】