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「法王家」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:32時点における最新版

ほうおうけ/法王家

仏家仏教者の意。真諦訳の『摂大乗論釈』一〇に、初地の菩薩が得る一〇種の円満のうちの第二に「仏家に生在す、諸の菩薩は法王の家に生まるるが如く、尊勝を具足するが故なり」(正蔵三一・二二五下)とある。善導の『般舟讃』では「一たび弥陀安養国に到りぬれば、元来これ我が法王家なり」(浄全四・五三五下)とあり、良忠はこれに対して『般舟讃私記』で「法王家とは我がこれ弥陀浄土なり」(浄全四・五五五上)と注釈している。


【執筆者:市川定敬】