「雪念」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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せつねん/雪念
天正二年(一五七四)—寛永一七年(一六四〇)九月一八日。良蓮社南誉慈眼。増上寺二〇世。生国、氏姓は不詳。はじめ曹洞宗の僧として甲斐国竜王村慈昌寺に住す。江戸遊学中に存応の説法を聴聞し存応に師事、浄土宗に帰依した。飯沼弘経寺一一世を経て、寛永一六年(一六三九)増上寺二〇世に就任。就任直後一四箇条の所化衆法度を定め、寺内清規の遵守を図る。翌年山内で『首楞厳経』を講じ、聴衆三千人を集めたという。
【資料】『三縁山志』(浄全一九)、『増上寺史料集』一
【参考】『大本山増上寺史・本文編』(大本山増上寺、一九九九)
【執筆者:中野真理子】