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行学一致

提供: 新纂浄土宗大辞典

ぎょうがくいっち/行学一致

仏教的知識を身に付け、それに基づいて仏教的実践を行うこと。行(行学)とは仏教的実践修行をすることを意味し、学(解学)とは学問的に仏教を知解することを意味する。『観経疏散善義には「もし解を学せんと欲せば、凡より聖に至り乃至仏果まで、一切無礙に、皆学することを得よ。もし行を学せんと欲せば、必ず有縁の法にれ。少しく功労を用うるに、多く益を得」(聖典二・二九六/浄全二・五九下)とある。また、行・学の両輪のどちらかに偏ることなく、行学一致修行体系をもってはじめて仏道が完全に実践されるのである。


【執筆者:内田智康】