大正三年(一九一四)一月一日—平成九年(一九九七)五月七日。感蓮社応誉光阿水月。大本山善導寺六五世。五重、授戒をはじめとする布教の大家。京都・浩徳院に生まれ、翌年、両親と共に和歌山県龍泉寺に移る。昭和八年(一九三三)知恩院にて宗戒両脈を相承。光明主義の宣布にも尽力し、(財)光明修養会顧問の要職に就く。同六二年大本山善導寺に晋董。著書に『五重勧誡』(善導寺、一九八八)、『授戒講話』(龍泉寺、二〇〇三)等がある。
【執筆者:安永宏史】