浄土宗総合研究所編。平成三年（一九九一）二月、山喜房仏書林刊。念仏を統一テーマとした論文集。浄土教文化を「念仏を中心として展開した文化」「人間のいとなみとして念仏がもたらした文化」ととらえ、そのうえで念仏思想の流れ、念仏信仰の担い手、念仏の文化などの観点から、各担当者が考察し論じている。また同六年六月には『浄土教文化論—阿弥陀仏篇—』が浄土宗より刊行された。
【執筆者：高瀬理衣】
