大橋俊雄著。昭和三七年(一九六二)四月、浄土宗神奈川教区刊。元禄から享保年間(一六八八—一七三六)にかけて、浄土宗寺院の沿革を全国規模で調査集録した『蓮門精舎旧詞』が編纂された。しかし、この中には鎌倉光明寺末と三浦郡所在寺院が所収されなかった。そこで神奈川教区は法然七五〇年御忌の記念事業として、教区独自の寺院誌編纂を大橋に依頼した。大橋は各寺院を調査し、調査記録と宗門および郷土資料を参考に本書を編纂した。
【執筆者:大橋俊史】