どんなにひどい所でも、どんなに苦しい境涯でも、住み慣れれば、不便もなく住みよくなるということわざ。「住めば都」と同趣旨。きびしい、さびしい、そしてつらい境遇も、悩み苦しむ窮地や逆境も、住み慣れて、馴染んでみればなんでもない、冷酷過酷な地獄の極悪所もよき住処になるという。
【執筆者:勝崎裕彦】