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J2910 生実大巌寺志 摂門 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J20_0086A01: 胤に附す師より始て大樹の官刹に定めらるおしむべ
J20_0086A02: し轉官の榮顯を期せず住九年正保二年乙酉二月七日
J20_0086A03:
J20_0086A04: 八世頓譽智哲上人 縁山一世都て縁山昇進は予が縁山志に本傳を列するが故にことごと
J20_0086A05: く略す
J20_0086A06: 九世森譽歷天上人 江戸淺草天岳院滿譽善空弟子縁
J20_0086A07: 山一世
J20_0086A08: 十世眞蓮社乘譽流頓上人 越前城内に生淨光院に入
J20_0086A09: 隨流上人の弟子と成當山ののち京知恩寺に轉榮賜紫
J20_0086A10: 彼山に寂
J20_0086A11: 十一世念蓮社貞譽了也大僧正 縁山一世
J20_0086A12: 十二世行蓮社願譽哲道運雨上人は石見國人江戸縁山
J20_0086A13: に下向し精學年久し後黑谷純超上人の門に遊ひ粗宗
J20_0086A14: 義の秘賾を探る稍諸敎の閫奧を究め性素強健克苦忍
J20_0086A15: 勞年をかさね師に仕るに貞篤深し貞享三年當山に住
J20_0086A16: 務元祿五年瓜連に轉移す主務久しからずして榮を厭
J20_0086A17: 迹を晦し官階を脱屣し京洛に至り享保三年九月四日
J20_0086B18: 洛東黑谷門前にして入寂
J20_0086B19: 按るに師の洛に移り瓜連を去らるるの根基は黄門
J20_0086B20: 義公日蓮の宗派を崇敬あられ京より本國寺大僧正
J20_0086B21: を召され久昌寺を建淨家をかの徒とにかくに脱せ
J20_0086B22: んとせしかは隱逸の念起られしとぞ
J20_0086B23: 十三世信蓮社晃譽故照了山上人は安藝國廣島人也江
J20_0086B24: 戸崎大念寺に入て修學後礫川に遊ふ無量山三臘より
J20_0086B25: 貞譽大僧正の執奏として元祿五年當山に住職せらる
J20_0086B26: 同七年戌三月大光院にし轉賜紫の榮あり同十二年卯
J20_0086B27: 正月廿五日俄然として化
J20_0086B28: 十四世然蓮社湛譽直爲龍槃上人は江戸麻布人白銀正
J20_0086B29: 福寺に出家し岩付專譽孤雲上人の門に入
J20_0086B30: 十五世明蓮社顯譽祐天上人江戸本所牛島の隱退所よ
J20_0086B31: り台命を奉當山へ住職
J20_0086B32: 十六世本蓮社然譽澤春上人
J20_0086B33: 十七世廣蓮社寬譽靈旭上人
J20_0086B34: 十八世憶蓮社恒譽虎的上人

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