浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J19_0278A01: | 先蹤に本意を失ふへからす大相公の寶算を無量壽に |
J19_0278A02: | 奉祝し松氏の先靈後葉の神儀をして淸泰七妙の國に |
J19_0278A03: | 遊はしめ奉るべし又遠近の老少步を金容にはこびで |
J19_0278A04: | 現當をいのらしめん爲には門をいる事遠からずして |
J19_0278A05: | 壽尊を安置すべし道遠けれは至らんとするも是を |
J19_0278A06: | たち老年の男女結縁にたよりなし又迷夢を攪し愚惷 |
J19_0278A07: | を擊には洪鐘を新鑄すべし京師花頂黑谷等の本堂南 |
J19_0278A08: | 面は是一宗に本山とし高祖の眞影を本尊に仰か故な |
J19_0278A09: | り今金城東面なり當山金城の恩渥によれり佛法東漸 |
J19_0278A10: | にかたとり西土欣慕のたよりとして萬年末代祝禱同 |
J19_0278A11: | しかるへしと議諫ありしかばつゐに本堂を境地の正 |
J19_0278A12: | 中に經營し三門を九谷の半ばにひらき輪藏祖堂神廟 |
J19_0278A13: | 鐘閣左右に並列し子院祭社南北に連續せりされば當 |
J19_0278A14: | 山の伽藍は西夏によらず他宗にもとづかずして武 |
J19_0278A15: | 城に卓擧し赫赫たる遺風萬邦當山開建ののち諸國に寺院建立あるはみな範を當山にとれ |
J19_0278A16: | り及はしむる事陰陽不測の嘉瑞にしてひとへに廓山 |
J19_0278A17: | の遺芳によるものなりもし堂を作るに範を他宗にと |
J19_0278B18: | りなば既に岡高くうしろにつづき林茂く前後につら |
J19_0278B19: | なり水流れ谷淸し氣象登臨釋仙の窟宅とし眞人の |
J19_0278B20: | 留履すべき所多し廓山是をしらずして議述すへきや |
J19_0278B21: | 若又さとらずといはば何ぞ宗徒の草木風をのそみて |
J19_0278B22: | 威制をうけ四方の雨笠德を仰ぎて會下に雲集せん |
J19_0278B23: | や |
J19_0278B24: | 本堂東向箱棟金御紋表裏五ツ宛左右貳ツ四方欄干三方上り段向牌金御紋唐破風彫物龍首象鼻 |
J19_0278B25: | 桁行二十二間五尺三寸梁間十六間貳尺五寸但四方之板椽除平閾外東方椽頰長二十三間橫二間半外陣平閾内南北十八間東西四間半左 |
J19_0278B26: | 右御所間南北四間半東西六間外陣天井四間半○内陣南北八間東西六間○須彌高一間○惣柱數六拾六本○疊數合七百三拾貳疊半○向 |
J19_0278B27: | 拜『寬慶錄』には八間に三間と又八間貳尺八分三間貳尺五寸『同書』に云地より瓦の上まで十九間 |
J19_0278B28: | △幡内陣廿二流外陣三十六流御所間南北二十二 |
J19_0278B29: | △花曼内陣廿六外陣十七御所間南北二十二 |
J19_0278B30: | △人天蓋外陣 |
J19_0278B31: | △師天蓋内陣 |
J19_0278B32: | 本尊阿彌陀如來『山記』云元和二辰年伊勢國桑名城主本多美濃守忠政朝臣寄附座像惠心僧 |
J19_0278B33: | 都作御長四尺 |
J19_0278B34: | 『寺記』云此本尊もと伊勢國八田にありしと云又靈 |