浄土宗全書を検索する
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| 巻＿頁段行 | 本文 |
|---|---|
| J16_0518A01: | 罪惡生死のたぐひ。愚癡暗鈍のともがら。しかしな |
| J16_0518A02: | がら上人の化導によりて。ひとへに彌陀の本願をた |
| J16_0518A03: | のむところに。天魔やきをひけん。安樂死刑にをよ |
| J16_0518A04: | びてのちも。逆鱗なほやまずして。かさねて弟子の |
| J16_0518A05: | とがを師匠にをよぼされ。度縁をめし。俗名をくだ |
| J16_0518A06: | されて。遠流の科にさだめらる。藤井の元彥。云云か |
| J16_0518A07: | の宣下狀云。 |
| J16_0518A08: | 太政官符 土佐國司 |
| J16_0518A09: | 流人藤井の元彥 |
| J16_0518A10: | 使左衛門の府生淸原武次從二人 |
| J16_0518A11: | 門部二人 從各一人 |
| J16_0518A12: | 右流人元彥を領送のために。くだんらの人をさして |
| J16_0518A13: | 發遣くだんのごとし。國よろしく承知して。例によ |
| J16_0518A14: | りてこれををこなへ。路次の國。またよろしく食濟 |
| J16_0518A15: | 具馬參疋をたまふへし。符到奉行。 |
| J16_0518A16: | 建永二年二月廿八日 右大史中原朝臣 |
| J16_0518A17: | 左少辨藤原朝臣 |
| J16_0518B18: | 追捕の檢非違使は。宗府生久經。領送使は。左衛門 |
| J16_0518B19: | の府生武次なり。上人の勸化をあふく貴賤。往生の |
| J16_0518B20: | 素懷をのぞむ道俗。なげきかなしむ事たとへをとる |
| J16_0518B21: | にものなし。 |
| J16_0518B22: | ●淸原武次未考●宗府生久經ハ大系圖ニ武内宿禰三十三代ノ後隼人正久實九代ノ孫伊賀守左衛門尉久世カ男從五位下民部左衛門久經アリ若此人歟 |
| J16_0518B23: | 畫圖 |
| J16_0518B24: | ●刑ハ罰也此ニ五ツアリ謂笞杖徒流死也粗次下ユ記ス此 |
| J16_0518B25: | 中ニ死刑ヲ重科トス具ニハ令同義解集解等ニ見エ |
| J16_0518B26: | タリ●師匠ハ名義集一ニ天台云師者有匠成之能 |
| J16_0518B27: | 學者有禀承之德●古者出家必執治部省之牒印 |
| J16_0518B28: | 而剃髮謂之得度當省牒印謂之度縁也一説云度 |
| J16_0518B29: | 縁者自朝家擢度者書式也諸寺有闕失則其 |
| J16_0518B30: | 寺僧綱告玄蕃玄蕃記之告治部省治部省此告 |
| J16_0518B31: | 於太政官自太政官奉勅而令出家也其符云 |
| J16_0518B32: | 度縁私ニ云公驗或ハ度牒並ニ云フ度縁ト也玄蕃式云凡年分度者試業訖更 |