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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0114A01: アテ貢物並ニ人夫以下ミナ神宮ノ造營或ハ祭ノ
J16_0114A02: 供物ナトノ料ニアテ置レテ諸役モ大方ハ御免ノ所
J16_0114A03: ナリ崇神天皇七年十一月祭八十萬諸神定天
J16_0114A04: 社國社及神地神戸日本記大寳二年八月勅伊勢太神宮
J16_0114A05: 服料用神戸調續日本記ナトアテ神社ノ御領ヲミ
J16_0114A06: ナ神戸トハイヘルナリ大夫ハ總シテ五位ノ通稱ナ
J16_0114A07: リ弘安禮節ナトニモ五位ノ事ヲ大夫トカケリ大
J16_0114A08: 夫判官義經東大夫胤賴ナト其類ナリ公式令ニ授
J16_0114A09: 位任官之日喚辭於大政官司及中國以下五位
J16_0114A10: 稱大夫夏野義解ニハ謂一位以下通用之也ト今
J16_0114A11: 元國モ神戸ノ長ニテ五位シケルニヤ●國弘カ子時
J16_0114A12: 國トハ九卷傳ニ國弘カ三男時國トアリ
J16_0114A13: ●久米西西條郡二宮村ノ西北ニ神戸村アリ是高野大明神ノ神戸ニシテ元國ノ住所ナリトソ所人ハジンゴトトナヘ來レリ
J16_0114A14: これによりて。かの時國聊本姓に慢ずる心ありて。
J16_0114A15: 當庄稻岡の預所明石の源内武者定明伯耆守源長明が嫡男堀河院御在位の時の瀧口なり
J16_0114A16: をあなづりて。執務にしたがはす。面謁せさりけれ
J16_0114B17: は。定明ふかく遺恨して。保延七年の春時國を夜討
J16_0114B18: にす。この子ときに九歳也。にけかくれてもののひ
J16_0114B19: まより見給ふに。定明庭にありて。箭をはぎてたて
J16_0114B20: りければ。小矢をもちてこれをいる。定明が目のあ
J16_0114B21: ひだにたちにけり。この疵かくれなくて。事あらは
J16_0114B22: れぬべかりければ。時國が親類のあだを報ぜん事を
J16_0114B23: おそれて。定明逐電して。なかく當庄にいらず。そ
J16_0114B24: れよりこれを小矢兒となづく。見聞の諸人感歎せず
J16_0114B25: といふことなし。
J16_0114B26: ●一書云美作國有三貴家一海氏二漆氏三菅原氏也國民號云三家君達也呼列時者云一海二漆三菅也
J16_0114B27: 畫圖
J16_0114B28: ●聊ハカリソメノ義ナリ字彙ニ且也又少分ノ義ナ
J16_0114B29: リ輔行記二ニ聊略也時國本姓ハ仁明源氏ニテ皇子
J16_0114B30: ヲ出テテ遠カラズ况ヤ定明ハ中御門中納言宗澄卿
J16_0114B31: ノ陪臣トシテ下シ使ハル秘傳抄トアレハ慢ズルモ理
J16_0114B32: ナルニヤ若十六門記ニ依ハ定明稻岡ノ莊ヲ知行シ

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