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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0105A01: シ業ヲ造ラシム依之終ニ惡道ニツナガル安樂集
J16_0105A02: 上云諸凡夫心如野馬識劇猨猴馳騁六塵何曾
J16_0105A03: 停息序分義云凡夫障重妄愛迷深不謂三惡火坑
J16_0105A04: 闇在人之足下●天台淨影等ノ諸ノ人師ノ釋義
J16_0105A05: ヲ指テ諸家ノ解釋ト云ナリ●楚辭云春蘭兮秋菊長
J16_0105A06: 無絶兮終古宋謝靈運ガ傳論云標能擅美唐高
J16_0105A07: 僧神素傳云學者言語聽覽不倦則傑高於素鄭重
J16_0105A08: 挍捔開生學意則素賢於傑故晋川稱二公可
J16_0105A09: 信春蘭秋菊各擅其美略書●慈雲ノ往生傳擇
J16_0105A10: 映ノ修證用欽ノ白蓮記並ニ志磐ノ佛祖統紀等ミナ
J16_0105A11: 善導ハ彌陀ノ化身ナリト云●第八卷ノ鏡ノ影像ノ
J16_0105A12: 段第三十五卷ノ終ナトニ具ニ誠説アリ諸家ノ傳記
J16_0105A13: 多クハ大師ハ勢至ノ應現ナリト云ヘリ古今著聞ニ
J16_0105A14: 源空上人ハ直人ニハオハセサリケリ勢至菩薩ノ化
J16_0105A15: 身トモ申ス其證明也トテ建保四年四月廿六日ノ夜
J16_0105A16: 公胤僧正ノ夢ニ見侍ケル上人ノ御告トシテ五言十
J16_0105A17: 六句ノ偈ノ中ニ源空本地身大勢至菩薩ト云句ヲ
J16_0105B18: 引テ勢至菩薩ノ化身ト云事是ヨリ符合スル所ナリ
J16_0105B19: ト記サレタリ此義ハ九卷傳ニモ載ラレタリ一説ニ
J16_0105B20: ハ彌陀ノ化身トモ云事第十二卷ニ注ガ如シ
J16_0105B21: しかるに上人遷化ののち。星霜ややつもれり。敎誡
J16_0105B22: のことば利益のあと。人やうやくこれをそらんぜ
J16_0105B23: す。もししるして後代にとどめずは。たれか賢を見
J16_0105B24: てひとしからんことをおもひ。出離の要路ある事を
J16_0105B25: しらん。これによりてひろく前聞をとふらひ。あま
J16_0105B26: ねく舊記をかんかへ。まことをえらひ。あやまりを
J16_0105B27: ただして。粗始終の行狀を勒するところなり。をろ
J16_0105B28: かなる人のさとりやすく。見んものの信をすすめん
J16_0105B29: がために。數軸の畵圖にあらはして。萬代の明鑑に
J16_0105B30: そなふ。往生をこひねかはん輩。誰か此こころさし
J16_0105B31: を嘉せざらむ。
J16_0105B32: ●杜牧集ニ經幾年曰幾換星霜楚戸砧ニ居
J16_0105B33: 楚三易星霜白氏文集十三ニ荏苒星霜換迴環節候
J16_0105B34: 推●倶舍頌疏云敎是敎授令人修善誡是誡勗令

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