操作

里見達雄

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:24時点におけるSeishimaru (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

さとみたつゆう/里見達雄

明治二八年(一八九五)—昭和四七年(一九七二)四月三〇日。無上心院真蓮社一誉法阿二空。近代浄土宗宗政家として活躍し教育界にも大きな足跡を残した。渡辺海旭門下。宗門功労者。大正六年(一九一七)宗教大学卒業後、仏典研究に専念、ついで東京浅草保元寺住職(中興以後三一世)となる。昭和七年(一九三二)、浄土宗庶務部長を経、同一三年、浄土宗宗務総長に就任。戦後は日本宗教連盟理事長・福祉法人東京養老院理事長として宗外、社会に向けての活動に邁進した。同二七年には増上寺顧問、学校法人大乗淑徳学園理事兼淑徳本校校長として教育に心血を注ぎ、のち短期大学学長も兼ねた。同三八年、椎尾弁匡法主の懇請を受け増上寺執事長に就任、現在の大殿復興に尽瘁、立柱式を成満するも、完成直前に入寂した。著書に『仏教道徳経集』『法華三部経』等の和訳論攷がある。


【執筆者:粂原恒久】