操作

浄土変相図

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:25時点におけるSeishimaru (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

じょうどへんそうず/浄土変相図

経典に示される仏国土の有様を絵画的に表現したもの。浄土変、浄土図、浄土曼陀(荼)羅ともいう。浄土を主宰する仏の違いにより、釈迦浄土変相図阿弥陀浄土変相図、薬師浄土変相図弥勒浄土変相図などがあるが、平安時代以降は、阿弥陀浄土変相図以外の作例はほとんど見出せない。阿弥陀浄土変相図以外の作例として、法隆寺金堂壁画に見られる釈迦、薬師、弥勒の各浄土変相図や、霊山浄土りょうぜんじょうど釈迦浄土)を示した東大寺法華堂根本曼荼羅(ボストン美術館蔵)、刺繡釈迦如来説法図(国宝、奈良国立博物館蔵)などが知られる。


【参照項目】➡阿弥陀浄土変相図浄土曼陀羅


【執筆者:若麻績敏隆】