操作

不殺生

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:32時点におけるSeishimaru (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

ふせっしょう/不殺生

生き物を殺さないこと。Ⓢprāṇātighātād viratiⓅpāṇātipātā virataⓉsroggcodpa spoṅba。十善の第一。仏教において一般的に守るべきこと。法然三福について説く中で、とくに不殺生をもって十善業を世福(世間的道徳)の一つと示す。また、Ⓢahiṃsāの漢訳語としても用いられる。これはインドの諸宗教に共通してみられるインド古来の思想である。とくにジャイナ教が徹底して強調した。現代インドの独立運動の指導者ガンディーの基本理念としてよく知られている。


【資料】『選択集』一二


【参照項目】➡殺生十善


【執筆者:工藤大樹】